新曲出来(Sonir)
新しいレーベルが生まれようとしている。
balen disc ( http://www.balen-disc.com/ )。Yuki Kanekoが発起人となり、アヴァンポップに本気でフォーカスしたラインナップで行くらしい。
何がアヴァンで何がポップかは、聴く者に依存するので、厳密な定義は存在しない(アカデミックにも、社会的にも!!)。
もっとも、アヴァンポップにおいて、この2つの定義はそれほど重要ではなかったりする。
それよりも、アヴァンギャルド(前衛)とポップ(大衆性)という、相反する要素の引力と斥力が作用して、形容できない感覚や、カテゴライズできない音になること。対象にとって「白い存在(記号化/言語化される前の存在)」になりえる事、これがキモだ(例え、後に誰かが色を指し示すとしても)。さらに、ちょっと極端なことを言うと、僕は瞬間的に把握できないようなある種の複雑性と、そのインターフェイスとなる大衆性さえあれば、アヴァンポップは成立するように思う。アヴァンポップは「アヴァン」の部分がなくても、アヴァンポップ足り得るように思う。
ただ、最近の音楽を聴いていると、どちらかというと記号的な音が市場や発売する側に優遇されているようだ。「リラックス」、「ダンス」、「ファッショナブル」、「カフェ(!!?)」など、音楽がとても機能的(functional)な消費のされ方をしている気がして、音楽という存在にそもそもカテゴライズ仕切れない、「!」や「?」が求められていない気がする。
世の中やネットに、不可解で新奇なものが次々に現れるからなのか、経済的にアブノーマルなものを消費するだけの余剰がないのか、ちょっと判断しきれないけども。多分、その両方だろう。
そのbalen disc始動のコンピレーション企画があって、SonirとSJQ(僕がやっているバンド)の2つにオファーが来て、先月末からその作業をしていた。
SJQの方はさらっと終わったのだけど、Sonirの方が最後のマスタリングでかなり苦労している。
サンプリング周波数ギリギリの高周波を多用し、それが引き起こすエイリアシングまでリズム要素に使っているので、マスタリングで少し値を変えると、音がまるで変わってしまう。うーん参った。
(エイリアシングに興味がある方はこちら)
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