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+はじめのはじめに
まず初めにお断りさせていただきたいのは、ここで公開している試みはあくまでも面白い音楽を生成するための「方法」であって目的ではない、ということです。
したがって、ここでの解説で僕たちの音楽をアカデミズム的なものとして理解したり、方法論的な部分でのみ批評されてしまうことは我々の本分ではありません。
SJにとって、 これらの手法を用いて、結果的に、音楽的な成果が出ていなければ、そのライブや音源は「失敗」です。
逆に音楽的な部分で評価していただけたのであれば、あなたに手法論的に納得できない部分があったとしても、それは「成功」であるといえます。
これまでは、我々の音楽に対するそういった意味性の付与を避けるため、システムの内容を外部に詳しくアウトプットすることを注意深く避けて来ました。
しかし、やはり多くの人々にSJに興味を持っていただき、ライブや音源に触れてもらうには、僕たちが何をやりたいのか、何をしようとしているのかをきちんとプレゼンテーションする必要があるという結論に達し、今回ここで紹介をさせていただくことにしました。
我々のシステムはあくまでも、音楽的な成果のために実践・改良されていくものです。最終的に音として還元されるためのものであり、手法のための手法ではないとご理解ください。
(実効がなければ意味がなく、手法を試みてよろこんでいるわけではありません)
実際に現在進行形で、実験・開発中のシステムであるため、ライブパフォーマンスで十分な結果を得られないケースは今も存在しています。
現在は特に演奏者間に「悪い」フィードバックがまわった時に、それが増大してしまうという、問題に直面しており、その制御を試みています。(2004年4月現在、「スキーム」の導入で抑制にある程度成功しています)
なお、このドキュメントは実際に即興的な演奏活動を行なっている方や、分散協調処理や相互作用を用いた作品に興味がある方の参考を対象に書かれています。
気に入った手法については、サンプリングしてもらい、納得のいかない部分に関しては反証的に自らの理論を再確認していただくことで、我々の試みが何らかの形で少しでもミーム(文化的遺伝子)的な寄与をしていくことができれば幸いです。
なお、本文中では冗長化を避けるため、ですます口調による表現は差し控えています。予めご了承ください。
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